キングダムの時代背景
今、超絶人気のキングダム。
その時代背景を考察してみました。
キングダムの時代背景は中国の春秋戦国時代~秦の始皇帝の時代にさかのぼります。
もともと周という大きな国家があったようですが、
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その周という国の力が次第に弱まり、
各国がそれぞれそれぞれの国の政治をしていくようになっていったようです。
各国が王を名乗り、各国がそれぞれ政治の実権をにぎり、
自国の国を豊かにし、軍事にも力を入れ、
互いに切磋琢磨?といういい方はおかしいかもしれませんが、
時には戦争をし、時には和平を結び、
互いに影響しあっていた時代のようです。
今から何年前?
紀元前403年に晋という国が韓・魏・趙の三国に分裂する前を春秋時代。
それ以降を戦国時代と分けることが多いようです。
秦国が中華を統一するのが紀元前221年
ということは、およそ2200年前くらい?
すごい気の遠くなるような昔の話ですね。
2200年前なんていうと、
日本ではまだ卑弥呼の時代でもなくもっと昔。
弥生時代とか、ひょっとすると縄文?
日本では、この時代にはほとんど文献のようなものは見つかってないですよね。
卑弥呼が中国の文献に登場するのは、
三国志の時代です。
ちなみに三国志の魏という国の文献に卑弥呼が登場しています。
学校で習ったような気がしますね(^_^;)
三国志の時代はもっともっと後になってからの時代ですからなので
この時代の日本の国のことはほとんど分かっていません。
当時の中国は日本よりもかなり進んでいたことが分かりますね。
中国の春秋戦国時代とは?
詳説世界史より
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この時代中国では、たくさんの国と地域に分かれ多くの文化も生まれたことでしょう。
多くの戦争もあり人々の生活はけっして楽なものではなかったと思います。
この戦国時代から秦による中華統一を
「周の統一時代が終わって群雄割拠時代になり、最後にまた秦によって再び統一された」
と解釈する諸説もあります。
しかし、秦が統一した領域は、
その前の王朝の周が影響力を及ぼしていた領域よりもかなり広いく、
他にも南の楚は元々は自ら王号を称える自立した国であったとも言われています。
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また東・北についても斉や晋などの国により領域が拡大していたようです。
春秋戦国時代における秦という国
500年以上もの騒乱の春秋戦国時代を統一したのが秦という国家でした。
キングダムの主役“信”がいる国家ですね。
以前にも国家というものはありましたが、秦が初めて、
中央集権国家を建てたと言えるでしょう。
しかし、なぜ秦は他の有力な国家を制して、中華統一を成し遂げることができたのでしょうか?
ちょっと文献らしきものを覗いてみると↓
秦の政治的基礎は、始皇帝が登場する100年ほど前にすでに築かれていました。
これを作り上げたのが商鞅(しょうおう)という人物。
彼の行った国家体制の変革の中で最も大切なのが郡県制です。
これは、国内において各地の支配者であった権力者の力を奪い、
それらの地域に「県」を置きました。
また、他国を侵略して新たに手に入れた地域には「郡」を置きます。
それらの「県」や「郡」には、中央から官僚を派遣し、
知事として地方の行政を行わせました。
彼ら官僚は中央から派遣されているので、勝手な政治を行うことはできません。
あくまで国王の命令に従うのみです。
これにより、国王の権力が秦国末端までいきわたることになり、
国内全土での徴税、徴兵が進みました。
また、秦は農業の生産性を高める為、
開拓田を増やして農民を移住させ税収を増やしたり、
兵制や税制、土地制度にいたる大改革も行いました。
引用元: 秦の時代
こういった秦国の過去の知識人たちが秦国の下地を作り上げていったのでしょう。
キングダムでも、有能な人材なら身分等関係なく登用されていくという風潮が描かれていますね。
主人公信がその代表的ですよね。
下僕でありながら、実力だけで将軍にのし上がっていく物語ですからね。
そして、秦国で登場するのがキングダムの秦国王、
第31代秦王の嬴政(えいせい)。
彼は、次々に強国を倒して紀元前221年に
中華統一を成し遂げると自らを始皇帝と名乗るようになります。
・・・
漫画キングダムでは、秦国王“嬴政”が中華を統一したところで
物語が完結するのでしょうけど、
それまで原先生がどんなストーリーを描いていかれるのか、
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楽しみでなりません(*^_^*)